この部屋は、
音楽で、
乗り物で、
夢で、
旅で、
タイムマシン。
鏡で、
魔法で、
ホテル。
会場
Oyster Studio
予約 / 問い合わせ
03 - 6875 - 0441 (Oyster Studio / Echo Inn)
会期
First Set
2021年11月15日(月) - 11月27日(土)
Second Set
2021年12月3日(金) - 12月18日(土)
予約時間
11時、13時、15時、17時、19時もしくは20時(体験時間は約1時間)
定員
各回限定1名〜2名(それ以上の場合はご相談ください)
料金
7000円 (パンフレット含む)
このたびOyster Inc. およびOyster Studioでは、完全暗転による室内環境と高橋琢哉のサウンド・プロダクションによる体験型インスタレーション ”Echo Inn 2021 - SOUND VESSEL ” を発表します。 2021年現在、サウンドエフェクトによるVR、立体音響技術などによる没入型アトラクションは次々と発表されている一方、録音やオーディオ信号そのものの中に折り込まれた多面的な情報や、その奥行きの深さを自分のからだで感じ、味わうような体験の機会も場所もほとんどありません。また、音楽は歌詞とメロディに乗って流通し、録音作品を体験するための質を求めることが、ごく限られた好事家の趣味と混同されて、マニアではない自分たちとは無関係と思われているようにも見えます。 Echo Innでは、音を聴くことと音楽を作ることは同時で同じものなのだと考えました。そのテーマが傍にあったおかげで、音楽を内容(楽曲)と形式(音)に分割する必要もなく、メインスピーカーの選定からアンプ類ケーブル類・床材、各種素材の比較テストや、室内音響の防音遮音チューニングを夢中で繰り返せたこの1年間は、次から次へと新しい感覚や発想との出会いが続く得難いものになりました。それは同時に、主宰である高橋琢哉にとっても、即興演奏、空間音響の演出、作曲やアレンジ、レコーディングなどに没頭してきたこれまでの25年間を燃料として火室に投げ込んでゆくような、率直に言ってたいへん幸福な日々でした。 ついでにいえば、昨年以来のコロナウィルスの世界的な流行で、改めてQOLに対する意識の高まりからオーディオシステムで音楽を聴くことやその質が見直されていることが、図らずとも、本来同一のものだったはずの音と音楽を、体験者側から統合し直す契機となることを願っています。
本インスタレーションの本編は一切の光を遮断した完全暗転の状態で行われ、体験者は椅子に座って音を聴いていただきます。モノラルおよびステレオ音響における音像定位、立体感、奥行き、空間イメージなど、リスニング精度を可能な限り追い込み、スウィート・スポットに椅子を置く関係上、体験者は1名(希望に応じて2名程度)に限定します。
info : 03-6375-0441 (Oyster Studio / Echo Inn )・Contact